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フライス盤はものづくりには欠かせない工作機械ですよね。
フライス盤があるだけで10種類以上の加工ができます。
フライス加工の基本的な種類については押さえておくことをおすすめします。
また、工作機械を取り扱う際には注意事項も押さえておきたいですね。
そこで今回は、フライス加工の種類と注意点について紹介します。

□フライス盤とは何か

まずはフライス盤が何かをしっかりと確認しておきましょう。
フライス盤とは主に、金属や木材、樹脂などの素材を加工する際に使用される機械です。
テーブルと呼ばれる作業台の上に加工する材料を設置して、そこに対して主軸に取り付けた切削工具を回転させながら接触させることで任意の形に加工を行います。
加工する材料の不要な部分を削り取ることで、さまざまな形状へと変化させるということです。

フライス盤を構成する要素についても確認したいと思います。
主な要素は以下の6つです。

・主軸頭
工具を回転する主軸やモーター、回転速度の変速機を備えている部分を主軸頭といいます。

・主軸
エンドミルなど切削工具に旋削回転を与える軸を主軸といいます。
主軸の回転速度はRPMという単位で表します。
フライス盤では、主軸にフライスという工具を取り付け、回転を与えて素材を切削します。

・コラム
フライス盤本体を構成する柱の部分がコラムです。
モーターや送り機構を内蔵しており、フライス盤を支える役割があります。

・サドル
加工する材料を設置するのがテーブルで、このテーブルを支えているのがサドルです。

・ベッド
サドルの下部分にあるのがテーブルです。
フライス盤の本体を支える役割があります。

・ニー
テーブルとサドルを支えているのがニーと呼ばれる部分です。
サドルを前後に移動させたり、コラムに合わせてニーを上下に動かしたりするモーターもこの部分に含まれています。

□フライス加工の種類について紹介

ここからはフライス盤でできる加工の種類について紹介します。
フライス加工は多様な加工ができる機械なので、それぞれの加工の特徴について紹介します。

・正面フライス削り
こちらは平面の加工に適しています。
材料を平らに加工したい場合に行います。
工作物を固定しているテーブルを前後左右に動かすことで加工をしていきます。

・エンドミル削り
こちらは細かい部分の加工や細かい形状の加工をする際に行います。
さまざまな形状のエンドミルを活用することで任意の形へと仕上げます。

・輪郭フライス削り
エンドミルを使用して図面の通りの輪郭へと仕上げます。
加工に合わせてエンドミルを選定する必要があります。

・T溝削り
逆さまにしたT字のように、底が広くなっている溝を作成する際に行います。
ボルトをはめ込む部品などに使用されることが多いです。

・キー溝フライス削り
エンドミルや溝フライスを活用しながら金属の軸にキー溝を作ります。
別の機械部品をはめ込む製品の加工に使用されることが多いです。

・平フライス削り
こちらは上面全体を削る加工です。
荒加工や中仕上げに適しています。

・側フライス削り
こちらは側面全体を削る加工です。
こちらも荒加工や中仕上げに適しています。

・溝削り
角フライスや溝フライス、エンドミルなどを使用する加工方法です。
加工面に溝を作ります。
使用する刃の種類によってさまざまな形状の溝を加工することができます。

・すり割り
メタルソーやすり割りフライスを使用します。
浅いスリットや深い切り込みはエンドミルで加工するのが難しいのですが、この加工であれば比較的容易です。

・組み合わせフライス削り
複数のフライスを組み合わせることで任意の形状へと仕上げています。
複数の溝を同時に入れたいという場合に採用されることが多いでしょう。

□フライス盤を使用する際の注意点を紹介

工作機械は使い方を誤れば、重大な事故につながる可能性があります。
注意点をしっかりと押さえた上で加工に臨むことをおすすめします。
そのため、ここからはフライス盤を使用する際の注意点を紹介します。

・軍手巻き込まれ
工作機械を扱う方にとっては最も身近な事故と言えるでしょう。
軍手をした状態で回転している機械に近づけてしまうと軍手が巻き込まれます。
そして、軍手が巻き込まれると命を落としてしまう可能性があります。

そのため、作業をする際はできる限り軍手を使わないようにしましょう。
軍手をつけた状態で回転物に手を近づけないようにしてくださいね。

また、軍手ではありませんが作業着の袖が巻き込まれることもあります。
袖が巻き込まれる可能性を意識できていない方も多いのではないでしょうか。
軍手と同様に十分に気をつけてくださいね。

・チャックハンドルを飛ばして負傷する
工作機械のチャック外し忘れは発生しやすく、致命傷に至る可能性の高い事例です。
機械が破損してしまうだけでなく、作業員が怪我したり怪我を負わせたりする可能性があります。
チャックハンドルの外し忘れには十分に気をつけましょう。

□まとめ

今回は、フライス加工の種類と注意点について紹介しました。
フライス加工にはさまざまな種類があることを理解していただけたかと思います。
紹介した注意点は2つのみですが、その他にも気をつけるべきポイントはあります。
工場全体で気を引き締めて作業に取り掛かるようにしましょう。

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