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「機械と装置の違いについて知りたい」
このようにお考えの方は多いのではないでしょうか。
どちらの言葉も似たような意味をもっているように感じてしまうかもしれません。
しかし、両者にはしっかり違いがあります。
そこで今回は、機械と装置はどのような点で異なるのかについてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

□機械とは?

私たちは、ハンマーやハサミ、ノギスやものさし、パソコン、スマートフォン、自動車など、たくさんの「もの」を使って生活しています。
そして、それらは、道具、器具、機械に分けられます。
ここでは、これら3つがどのようなものを指しているのかについてご紹介します。

人の手足の補助的な役割を担うものを道具と呼び、ハンマーやハサミなどが含まれます。
これに対し、人の知覚的役割を補助するものを器具と呼び、ノギスやものさしなどが具体例として挙げられます。

また、機械は、歯車やばね、ねじのような部品で構成されており、電気やガソリン、人力などのエネルギーを使って動きます。
機械の具体例としては、ものや人を運ぶ自転車や自動車、スマートフォンなどが挙げられます。

自転車が進むのは、上下運動である人の脚力を回転エネルギーに変換し、動力にするからです。
そのためには、脚力をタイヤに伝える部品や、進行を制御するハンドルといった部品が必要です。
各部品は歯車やねじ、リンクやチェーンなどの様々な小部品で構成されています。
このような小部品は機械要素と呼ばれます。

□装置とは?

装置とは、何かの目的のために備え付けられた道具や器具、機械のことを指します。
これら3つの特徴については、先程説明した通りです。
そのため、少し違和感があるかもしれませんが、消しゴムや鉛筆なども道具に含まれる以上、厳密には装置と呼んでも間違いではないのです。
その他に、皆さんが装置と聞いて一番に思い浮かべそうな、安全装置、処理装置、製造装置なども含まれます。

例えば、火災警報装置は、熱や煙を感知することで作動し、火災の危険を知らせます。
つまり、火災の危険を知らせ、火災を防ぐためのものであり、装置に該当します。

また、装置は身につけるものではなく、一定の場所に備えつけるものです。
例えば、山を登るときは防寒着や登山靴を身につけますよね。
これらは寒さを防いだり、歩きやすくしたりするためといった使用目的がありますが、身につけるものであるという時点で装置には含まれません。

さらに、装置という言葉は、道具や器具、機械を備えつけること自体を指すこともあります。
これは、装置という漢字を見ると理解できます。

装置の「装」は「装う」という意味をもちますが、「備えつける」という意味も同時にもっています。
具体的に「備えつける」という意味で使われている熟語には、武装、装着、舗装などがあります。
装置の「置」は、字の通り「置く」という意味をもちます。
つまり、これらを合わせて考えると、「装置」は「置いて」、「備えつける」ということになります。

装置といわれると、ものだけを想像しがちですが、備えつけること自体も意味することを忘れないようにしてくださいね。

□機械と装置の違いとは?

ここまで、機械と装置がいったいどのような意味をもつのかについて解説してきました。
しかし、この両者はどこか似ているような印象もあり、はっきりと違いが見えてこない方もいらっしゃると思います。
そこでここでは、もう一度機械と装置の特徴をおさらいします。
その上で、両者を比較し、具体的にどういった点で違うのかについてご紹介します。

改めて、機械とは、電気や蒸気などのエネルギーを動力として仕事を行う比較的規模の大きな仕掛けのことを指します。
主に人の力だけでは時間がかかってしまったり、仕上がりが一様ではなかったりするような仕事のために開発されています。

これに対し、装置は、ある特定の目的のために、器具や機械等を設置していること、またはそれらを組み合わせているもののことを指します。
そして、機械とは異なり、必ずしも動力が必要であるとは限りません。
例えば、防音装置は単なる特殊な壁であり、動くことはありません。
そのため、動力は必要なく、機械には該当しません。

また、機械では同じ動作を繰り返すものが多いですよね。
これに対し、装置では、一定の操作を何度も行うというより、必要な場面で必要な動作をしているものが多く見られます。
例えば、先程挙げた火災警報装置のように、ある情報をセンサー等で感知したときに限って作動するタイプのものが挙げられます。

□まとめ

本記事では、機械と装置はどのような点で異なるのかについて解説しました。
今回紹介したことを参考に、両者の特徴や違いをしっかり把握してみてくださいね。
当社は、部品加工において、難加工・短納期・コストダウンの要望に対応しています。
部品加工をお考えの方は、いつでも当社にご相談ください。

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